ひょうご橋守隊
1| 『ひょうご橋守隊』とは
道路橋点検士、技術士、コンクリート診断士等の資格を有し、道路橋に関する高度な技術力を有する県土木技術職OB等によるボランティア団体で市町管理橋梁に対する経過観察の支援活動を行っています。

『ひょうご橋守隊』発足式(平成27年3月11日)
| 【背 景】 |
|---|
| 橋梁をはじめとする老朽化した社会資本の急速な増加は、我が国全体の大きな問題となっています。しかし、県内の市町においては、技術職員の不足や厳しい財政状況により、早急な補修対策が極めて困難な状況にあります。 |
| 【目 的】 |
| 公益財団法人 兵庫県まちづくり技術センターは県内市町を総合的に支援する公的機関として、平成27年3月に『ひょうご橋守隊』の創設を支援し、インフラ老朽化対策の一貫として市町支援に寄与します。 |
| 【ロゴマーク】 |
| 『ひょうご橋守隊』のロゴマークは、活動拠点である兵庫県の頭文字(h)を橋に見立てて、その橋の下から人が目視点検する様子を表しています。カラーには兵庫県をイメージさせるセルリアンブルーに、ヘルメットをイメージしたイエローを使用しています。 |
2| 支援概要
『ひょうご橋守隊』による支援頻度のイメージ
市町においては、5年に1回の定期点検により損傷が確認された橋梁は、長寿命化修繕計画に基づき計画的な補修や架替えを予定しています。
しかし、計画的な補修や架替えを行うまでの間、橋梁の安全性を確保することが必要となります。
そこで、『ひょうご橋守隊』を派遣し、損傷状況の経過観察を無償で代行することにより、市町が管理する橋梁の適切な維持管理を支援しています。
また、『ひょうご橋守隊』の活動に市町職員も同行してもらい、老朽化対策の技術継承も積極的に行っています。
3| 活動状況
平成27年度に隊員16名で発足した橋守隊は、年々隊員数を増やし、今年度は、10班77名で活動しています。
また、令和4年5月に丹波篠山市と新たに協定を締結して、現在、32市町を支援する体制にあります。実際の活動範囲も平成27年度に10市町106橋であったのが、下表のような推移をたどり、令和7年度には13市町75橋を対象に経過観察する予定です。
さらに、技術継承として、橋守隊の活動に市町職員も同行して技術
市町職員も同行して橋梁の経過観察
『ひょうご橋守隊』現地活動
4| 活動実績
活動報告書(左:チェックシート、右:写真帳)
市町へ活動結果の報告
・深刻な劣化が急速に進行しているもの
なお、右記のような橋梁については、観察時直ちに市町に報告するとともに、対策について助言を行います。また、対策の判断が困難な場合は、センターの技術顧問を通じて、専門的な指導や助言を行います。
インフラメンテナンス グッドプラクティス報告資料
これまで、経年劣化による腐食やひび割れ等若干の進展は見られましたが、多くの橋梁の安全を確認することができました。
しかし、定期点検時点と比べ急速に劣化が進展しているものもあり、応急対応が必要であると市町に報告し、対応していただいた橋梁もありました。
このような『ひょうご橋守隊』の活動は、国土交通省で募集された「インフラメンテナンスに係るグッドプラクティス」に選ばれています。
5| 『ひょうご橋守隊』活用スキーム
『ひょうご橋守隊』活用の手続きフロー
『ひょうご橋守隊』を活用するためのスキームは右図のようになっています。
① 市町とセンターが協定を締結
② 市町がセンターへ活動要請を提出
(観察する対象橋梁の希望も伺います。)
③ センターが橋守隊に活動依頼
④ センターから市町へ支援の通知
⑤ 橋守隊が経過観察を実施
⑥ 橋守隊がセンターへ活動結果報告
⑦ 市町へ活動報告書を提出
活用に関しての各種書類等につきましては、下記に連絡していただければ様式を送付します。
(活用に際しての費用負担は一切発生しません。)
6| 連絡先
まちづくり推進部 市町支援課
【TEL】 078-367-1260 【FAX】078-367-1229
【E-mail】shichou_info@hyogo-ctc.or.jp
『ひょうご橋守隊』リーフレット ※pdf版
▶︎(令和7年度版) ▶︎(令和6年度版) ▶︎(令和5年度版) ▶︎(令和4年度版) ▶︎(令和3年度版) ▶︎(令和2年度版) ▶︎(令和元年度版) ▶︎(平成30年度版) ▶︎(平成29年度版) ▶︎(平成28年度版) ▶︎(平成27年度版)


