栄養塩管理運転の実施
瀬戸内海では、近年、事業場の排水規制や下水道の普及等により水質が改善しています。その一方で、きれいになった海は、窒素・りんといった栄養塩類が不足し、ノリの色落ちや漁獲量への影響が問題となっています。 このため県では、瀬戸内海を「豊かで美しい海」に再生するため、加古川及び揖保川の各流域下水道等において、冬季(11月~4月)に下水処理水の窒素濃度を増加させ、海域に多くの栄養塩を供給する栄養塩管理運転(季節別運転)を進めています。 センターが管理する加古川下流浄化センターでは、平成20年度から季節別運転を試行しており、令和元年度からは本運用に移行しています。また、揖保川浄化センターでは、平成30年度から季節別運転の試行を開始しています。