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埋蔵文化財発掘調査情報

生野代官所跡関連遺跡

令和7年8月22日

国道429号小野交差点改良事業に伴う発掘調査を終了しました。

遺跡名 生野代官所跡関連遺跡
時代 近世
遺跡の種類 生産遺跡
所在地 朝来市生野町奥銀谷
連絡先 埋蔵文化財調査部調査課(079)437-5561
発掘成果

 市川上流の西岸、生野鉱山(金香瀬地区)の谷の開口部付近に立地する遺跡です。2調査区を設定し、現在は最初期の遺構面(第5面)まで掘り進めています。
 近世のはじめ(17世紀前半)からおわり(19世紀前半)の全4期にわたって、鉱石を溶かす製錬炉が確認できました。製錬関連遺構のほかに、石垣や石組の水路が見つかりました。遺物では鉱山関係の鉱山臼などのほかに、唐津焼の茶碗や銅製品なども出土しました。

製錬炉(SX401)(西から)
鉱山臼出土状況(東から)
N区作業風景(北東から)