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埋蔵文化財発掘調査情報

下滝野・奥瀬遺跡

令和7年10月30日

令和7年度加東市滝野地域小中一貫校建設事業に伴う埋蔵文化財発掘調査を実施しています。

遺跡名 下滝野・奥瀬遺跡
時代 古代
遺跡の種類 集落跡
所在地 加東市下滝野
連絡先 埋蔵文化財調査部調査課(079)437-5561
発掘成果

加古川中流域の右岸の段丘上に立地する遺跡です。滝野中学校の敷地内を発掘調査しています。現在、南区の調査を行っています。
中世の窯を1基検出しました。長軸が約4m程度となる溝状の部分が残存していました。周辺で見つかった炉跡とあわせて、当地の生産活動の一端を示すものと考えられます。
低地部からは、縄文時代から平安時代の土器が出土しました。平安時代の須恵器には墨書があるものも認められ、多数の木製品も出土しました。また、縄文時代後期のドングリ貯蔵穴4基以上が見つかりました。

中世の窯(南から)
中世の炉(東から)
縄文時代後期のドングリ貯蔵穴(南から)