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埋蔵文化財発掘調査情報

(仮称)豊富遺跡

令和7年7月14日

(一)大柳仁豊野線道路改良事業に伴う発掘調査を終了しました。

遺跡名 (仮称)豊富遺跡
時代 古墳時代~中世
遺跡の種類 集落跡
所在地 姫路市豊富町豊富
連絡先 埋蔵文化財調査部調査課(079)437-5561
発掘成果

 市川東岸の沖積地に立地する遺跡です。調査範囲を2区に分けて発掘調査しました。
 1区では、中世の溝や土坑を検出しました。
 2区では、古墳時代後期の竪穴建物を検出しました。竪穴建物は同一箇所で建て替えられており、上位の竪穴建物にはカマドが設けられていました。カマドは少し位置をずらして作り替えられていたことが確認されました。下位の竪穴建物の埋土には焼失材が含まれており、火事で焼け落ちたものと考えられます。また、掘立柱建物を検出しましたが、柱穴から出土した遺物が乏しく時期は不明です。これとは別に、古代の緑釉陶器が出土しました。

調査地遠景(南から)
1区全景(北西から)
2区全景(南東から)