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埋蔵文化財発掘調査情報

辰巳橋(たつみばし)遺跡

令和6年1月12日

尼崎基地事務所新築工事に伴う発掘調査が終了しました。

遺跡名 辰巳橋遺跡
時代 中世~近世
遺跡の種類 集落跡
所在地 尼崎市東本町
連絡先 埋蔵文化財調査部調査課(079)437-5561
発掘成果

 左門殿川右岸の臨海部に立地する遺跡です。2地区全ての調査を終了しました。調査の結果、中世後期から近世後期(14世紀から19世紀)の集落跡を確認しました(写真①)。
 1区では、土坑や小穴といった中世の遺構を検出しました(写真②)。出土遺物では、室町時代頃の土師器皿、鍋や瓦質土器羽釜などの土器や銅銭が見つかっています。
 2区では、土坑や小穴に加えて井戸や便槽などを検出しました(写真③)。出土遺物から江戸時代頃の遺構と考えられ、人々の生活の場として盛んに利用された痕跡がうかがえます。

① 調査区遠景(北東から)
② 1区東半全景(北から)
③ 2区SX228木板出土状況(北から)