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埋蔵文化財発掘調査情報

中村群集墳

令和4年2月4日

一般国道2号(第二神明道路)建設事業に伴う発掘調査を終了しました。

地元説明会資料はこちら

遺跡名 中村群集墳
時代 弥生時代~古墳時代
遺跡の種類 墳墓、古墳
所在地 神戸市西区平野町中津
連絡先 埋蔵文化財調査部(079)437-5561
発掘成果

中村群集墳は明石川右岸の台地上に立地しています。埋葬施設SX1の調査を進め、1月末に調査を終了しました。当遺構は、3.8×2.2mの墓坑内に木棺を置き、木棺の側方と上方を多量の礫で埋めた「礫槨」と呼ばれる珍しい埋葬施設です。中からは棺内に副葬されたとみられるヤリガンナ1点が出土しました。墳丘は大きく削られていましたが、墳形は周溝の状況から直径約12mの円形とみられます。SX1は弥生時代後期後半から古墳時代初頭にかけてのものと推定しています。

[動画]

SX1 全景撮影前掃除 東から
SX1 横断面 南から
SX1 鉄製品出土状況 南から