ご挨拶と概要紹介
兵庫県まちづくり技術センターは、高度な技術を有する公益財団法人として「建設事業支援」「上下水道支援」「まちづくり支援」「埋蔵文化財調査」の4つの分野に「技術者育成」を加えた5つを柱とし、建設技術の向上と効率的な社会基盤の整備・管理を推進するとともに、開発に伴う文化財調査・保存等に取り組んでいます。
センターでは、「躍動する兵庫」の実現に向けた兵庫県・市町のインフラ整備を支えるため、「安全・安心の確保」「活力あふれる地域づくり」「技術者の育成」の視点から、中・長期戦略「Vision2025」及び「DX推進計画」に基づく様々な支援活動を展開してまいります。
「安全・安心の確保」では、大規模・特殊工事や建築・設備工事等の設計・積算・工事監理等を支援します。特に市町に対しては、「地域一括発注」による橋梁点検、長寿命化修繕計画策定、「ひょうご橋守隊」による経過観察、修繕工事の設計・積算・工事監理等の支援を総合的に展開します。また、大規模災害時には、市町災害復旧支援制度(D-SUPPORT) により被災直後の初動対応から早期復旧に向けた取り組みを支援します。
「活力あふれる地域づくり」では、土地区画整理事業、住民主体のまちづくり等への支援を行うとともに、県流域下水道施設の維持管理・更新事業及び市町公共下水道施設の建設・改築事業に加え、市町上水道施設の改築・統廃合を支援します。また、埋蔵文化財調査において、3Dスキャナを活用したデジタル化等を推進し、発掘調査や出土品整理業務の効率化に取り組みます。
「技術者の育成」では、実務に即した演習・実習を積極的に導入した幅広い研修カリキュラムを提供するとともに、受講手続きをオンラインで一元化できる「研修管理システム」の導入やAIを活用したワンストップ相談窓口の開設などデジタル技術を積極的に活用して、県・市町職員の技術力向上を支援します。
今年は北但大震災から100年、阪神・淡路大震災から30年の節目の年にあたり、県内では様々な催しが行われる中、来年4月には「センター設立30周年」を迎えます。今後とも、県・市町の皆様から信頼され、期待に応えられるセンターを目指し、役職員一丸となって邁進してまいります。引き続き、ご支援・ご指導を賜りますとともに、積極的にご活用いただきますようお願い申し上げます。
令和7年4月
公益財団法人 兵庫県まちづくり技術センター
理事長 上田 浩嗣
名前
公益財団法人 兵庫県まちづくり技術センター
Hyogo Construction Technology Center for Regional Development
設立目的
兵庫県及び県内の市町の建設技術の向上と公共事業の効率的な推進を図るとともに、土地区画整理事業、まちづくり活動等の支援、流域下水道事業及び流域下水汚泥処理事業に係る維持管理等を行うことにより、より質の高い社会基盤づくり及びまちづくり並びに生活環境の改善及び公共用水域の水質の保全に寄与することを目的とする。
基本財産
5億5,700万円
設立年月日
平成8年4月1日
出捐者
兵庫県及び県内29市12町(県内全市町)
認証・登録等
一級建築士事務所登録
登録番号 第01A03208号
DX認定事業者
手続番号 DX-2022-12-0022-02

DXの推進について
シンボルマーク
Construction Technology Centerのイニシャル「CTC」を上下のウェーブで囲んでいます。このウェーブは、南北を海に面した兵庫県の姿とともに“新しい風”と“新しい波”を表わし、兵庫県まちづくり技術センターの発展的な姿を象徴しています。

