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埋蔵文化財発掘調査情報

塚口山廻(つかぐちやままわり)遺跡・池田山(いけだやま)古墳

令和6年8月5日

阪神間都市計画道路事業3.5.85園田西武庫線(御園工区)に伴う発掘調査を終了しました。

パネル展配布資料はこちら

遺跡名 塚口山廻遺跡・池田山古墳
時代 旧石器時代~中世
遺跡の種類 集落跡・古墳
所在地 尼崎市塚口本町
連絡先 埋蔵文化財調査部調査課(079)437-5561
発掘成果

 尼崎市北部の伊丹台地南端部に位置する遺跡です。3つの調査区を設定し、令和6年6月末に現地調査(写真➀)を終了しました。
 3区では、1区に続く形で前方後円墳とされる池田山古墳の周溝を検出しました(写真➁)。検出した周溝の幅は約13mで、元々墳丘があったと考えられる東端には、崩れ落ちた葺石がまとまって見つかりました(写真➂)。
 周溝埋土からは円筒埴輪片も出土しており、今まで謎とされた池田山古墳の実態をひも解く重要な成果となりました。

➀作業風景
② 3区周溝範囲(南西から)
➂3区葺石検出状況(西から)